2002年11月9日土曜日

フリーマーケットの罠









今日はフリマに出店した。


ウチの家族+αで不用品を売っぱらうべくウイークデイから色々準備してこの日を迎えた。フリマ出店はこれで二回目。前回は一万円弱の売り上げがあったので今回はそれを越える売り上げが目標。目標達成すれば帰りはおいしい餃子で宴会だ。


まず朝7時半から受付なので私が先遣隊として現地に向かい、受付を済ませる手はずだ。しかし現地に着いても誰もいない。いや正確には家財道具一切を持って生活していらっしゃる皆さんが朝の憩いのひと時を過ごしていた。うーん困った。場所の確認をするがここで正しい。このまま立っていたら日雇いのトラックに乗せられてしまうかも。


すると小さいバンに乗ったおじさんたちが続々と現れ始め、車からスーパーファミコンのソフト等入った箱を降ろし始めた。間違いない。とりあえず場所取りの布を敷いて荷物を運ぶために一時退散。


その後原チャリに山積みの荷物を積んで再び現場着。店の数は一時間前と変わっていない。周りの人に聞くと”主催者”という人が来ている、というので彼のところに行く。


「あのー責任者の方ですか」


「ハイ」


「お店今日出したいんですけど」


「出してください」


「あの場所とかお金とかは...」


「今日はお店が少ないからここ全部どこでもいいです。お金は後で回りますからその時に。今日は風がありますから公園の中は砂が舞います。だから歩道の方がいいですよ。」


「はあ。。。」


一抹の不安を覚えつつ歩道に店を広げる。


10時に開店。出店料千円。しかし出店数6。宣伝も一切なし。人通りもほぼなし。イラッシャイマセーという声も空しく響く。ビルの谷間の日陰で寒い。舗道に座るので寒さが身にしみる。お客が来ると逃してなるものか、と自ら価格破壊してしまう。ほとんどの商品が百円。百円ショップじゃこんなの絶対買えないけど、でも人は来ない。余りの寒さとアホらしさに次々と出店者は帰ってゆく。13:30に我々も撤収。残った店舗数2。


それでも2/3位に減った荷物を持って帰る。売り上げ計算すると4300円也。出店料引くと3300円。ま、不用品売ってるからこれが全部利益といえば利益だけど、いいものを安くマツキヨ状態で売ってしまい、売れ残ったものは惨憺たる状況。しばらくフリマ出店は無理。


体が冷え切ったので鍋を作って食べ、熱燗を飲みまくったため収益は胃袋の中に。


次は春まで待とう、とフリマ用衣装箱を押し入れにしまう我が家であった。





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