2005年11月26日土曜日

Live: OTTANTA SESSION 大会 48 as大人の部屋保育園バンド @蒲田 Studio80



いつもお世話になっているここ、今回はバンドで出させてもらいました。本来はセッション大会なので練習したバンドが出る、というのはアレなのかもしれないのですが、そういうバンドも実は一杯出るのです。そして実はこのセッション大会、蒲田の音楽シーンを司る(操る?)皆様が勢揃いするという場でもあり、保育園の身内バンドから大海原に打って出ようという(笑)我々にとってうってつけのショーケースでもあるので、出させてもらおうということになりました。


それぞれの子供を寝かしつけた後に蒲田某所に集合し、我々はギターを背負って自転車に乗り、道場破りな気分であやめ橋たもとに向かったのであります。


店の前に着くと顔見知りの人が何人かいて、私に話しかけてきます。「おっ!ついに来たねお父さんバンド!」すっかり情報は漏洩しているようです。いきなり行ってビックリさせるつもりだったのに。。。


店に入るといつものように人で一杯です。誰かがブルースをやっています。いつものセッションですが実は何回か欠席しているので、久しぶりです。知っている顔も多いですが、知らない顔もチラホラと。そして会ったような会ったことのないような顔も結構います。これが私の良くない所。楽器を置いてお金払って席を空けてもらってビールを飲み始めたら、「次どう?」とお声がかかりました。ま、他の人の演奏を見ても緊張するだけなので、行くことにしましょう。


ブルースが終わりました。さ、出番です。普段はセッションなので何気なくステージに立っているのですが、今日は当所初見参バンドのバンマスです。少し緊張します。他のメンバーはもっと緊張していることでしょう。セッティングが早く終わった私が前説をし、このバンドのバックグラウンドを話しつつ笑いをとり、場の雰囲気を和らげようと努力。お客さんも優しい人が多くてノリがよく、これなら結構行けるかも、と少し安堵。


さて演奏開始。普段ここで見せる私とは全く違う攻撃的な演奏スタイルなので、どういう反応が来るのかなあと思っていたのですが、皆ノリノリでOTAふれあいフェスタのお客さんより666倍演りやすいです。なるほど、ミュージシャンのインタビュー記事等で何回も読んだ「小さなライブハウスの方が観客との一体感が楽しめる、また彼らの反応がダイレクトに分かる」ってこういうことなのねえ。セッションでは演奏している自分たちが楽しむ、という側面が大きく観客の反応は実は二の次なのです(笑)だから今までこゆことに気がつかなかったなあ。


また演奏曲目もOTAふれあいフェスタと同じだったので、そのときに失敗した点(テンポが速すぎる、またどんどん曲の途中で速くなる)を修正でき、演奏レベルはかなり良くなったなあ、と思いました。これがいわゆる「ステージ慣れ」というものかもしれないけれど。他のメンバーの演奏も大体掴めてきたので、安心してその上でアホなことをする余裕があり、楽しい時間でした。コーラスが分厚いなあと思ったら観客の中結構な人数が一緒に歌ってくれていたのでした。お客さんありがとう。


もっともっと演りたいなあ、と思ったのですが光陰矢野顕子、すぐに最後の曲が終わってしまいました。いやー満足満足。しかし演奏しながらずーっと歌って(叫んで)いて、なおかつ体は鈍りきっているので、15分足らずのステージでもかなり疲れ、終わるとグッタリです。セッションでは一晩中ベースを弾いていたこともあるけど、このバンドでは無理っす。ヨロヨロしながら片付けて席に戻ります。色んな人から声がかかります。「いい年したお父さん達が真面目に何バカなことやってんだよーっ!」これが中でも一番嬉しい感想でした。


ビールのお代わりをもらってお疲れ様乾杯。いやあ疲れたけど楽しかった。「オーディエンスの力」を感じることができた一夜でした。


Studio80 | スタジオ・オッタンタ





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