2006年2月12日日曜日

Live as はんじゅくたまご バレンタインコンサート at 新子安・日産会館



今日はお世話になっているこのバンドのお手伝いでライブに出ました。普段やらないジャンルの曲ばかりで楽しかったです。パーカッションとブラスが入るラテンの曲、オルフェのサンバやコーヒールンバとかは演奏してて楽しかったです。しかし何よりもチューバでブラスアンサンブルの形で演奏させてもらえたのが楽しかったです。20年ぶりくらいですかね。


ブラスバンドってギターが主体となる現代のロックバンドの形態とは音の出方が違います。


ギター(ベース等も含めた指やピックで弾いて音を出す楽器全体ね)の音量って弾いた瞬間が一番強く、そこからどうやっても次第に減衰して小さくなっていくのですが、ラッパは音量を音の途中で自由に変えられます。当然音の始めの音量をずーっとキープすることも(息の続く限り)可能です。この一定音量で持続するベース音(アンサンブルでの最低音)って非常にカッコよいです。ベースギターでは原理上出せません。話が横道にそれましたが音の高低、ピッチも唇の形によって無段階に変えられます。ハーモニーのどこを受け持つかによって微妙にピッチを変えます。音の始めも硬い始め方、柔らかい始め方自由自在です。ということでギターよりも音のニュアンスに対するパラメータが多いのですね。(ギタリストの人違ったらスマン)


そのパラメータをある程度アンサンブル内で共有しないと一つの音楽になっていかないのですね。1人が出す音は一つしかないので。お互いの音を聴きながらそれを合わせて一つの音楽を作り出してゆくプロセス、それが非常に楽しかったです。高校でブラスバンドをやってたときは意識できなかったけど、その後ロックバンドを長くやって2つのバンド形態を比較できる段階に私が達したのでしょう(笑)


ロックバンドでも当然このパラメータ合わせは重要です。これを合わせることでバンドのカラーが出るのですが、ブラスバンドではパラメータが複雑多岐にわたる上に1人が一つの音しか出せない、という制限があるため、パラメータが合わないと色どころか音楽にさえならない(笑)


こんなことを考えながら吹いていました。昔はわからなかったけど歳をとってこんなことを発見できるならオヤジになるのも悪くないなあ、と。





で、今日のパラメータはね、まあまあ合わせられました(笑)





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