2006年3月22日水曜日

ドイツ出張4日目



今日も6時過ぎに目が覚める。雨が降っている。いや、これは雨じゃない。雪だな。どんどん天気が悪くなるなあ。今日は大きな会議ではなく何人もの人とサシで打ち合わせ。メールでやりとりすると何日もかかることが顔をつき合わせて話すと数分で終わってしまう。やはり実際に会って仕事をすることは大事だなあ、と実感。


そういう打ち合わせを5つほどするとあっという間に6時前になった。これで仕事の予定は全て終了。あとは帰るだけだな。


今夜もまた他の友達の家に招かれる。ドイツで働いていたときの上司なのだが、彼らとも家族ぐるみで付き合いをさせてもらったからもう友達感覚。しかしさんざん通ったはずの彼らの家に行く道をすっかり忘れてしまい、迷いに迷って到着。車にナビがついてて助かったぜ。


家についてお土産を渡し、居間に通されるとびっくり。すっかりリフォームされ新しくなっている。家具も新しく買ったがいくつかは彼が自分で作ったそうだ。あかりも凝った間接照明になっている。これも彼作とのこと。一つ一つこれはこうだった、こうやって作った、と説明してくれる。彼(ドイツ人と言ってもいいかもしれないが)はこういうことが好きなんだよなあ。今年はこれをずーっとやってて忙しかったのだそうだ。日本人である私にはほとんどない趣味だなあ。


ソファに座り、ビールを飲みながら近況報告&バカ話をたくさん。彼が新しいバイクを買ったこと、私のバイクの去年の走行距離が588kmということで盛り上がる。ひとしきり話すと奥さんがおいしそうなご飯をテーブルに並べ始める。薄く切ったパンの上に焼いた豚肉を短冊に切ったものとアボカドスライスを交互に並べ、チーズをかけてオーブンで焼いたもの。にんじんサラダとグリーンサラダも。この肉料理がまたうまい。3人で食べたが私が半分以上平らげてしまった。「いやーもう少しドイツにいたいなあ」というと奥さんが「代わってあげるわよ。私はもう一回東京に行きたいからあなたここで家事しなさい。私があんたの机に座っててあげるから。」だって。


今夜がドイツ最後の夜だ。「来てくれてうれしいよ」と彼らは言う。私も今夜この場所に来られて彼らとバカ話ができることがうれしい。旅行者としてではなく、生活者としていられる街、私の訪問を歓迎してくれる人がいる街が日本以外にあることを幸せに思う。短期出張で来ると昼も夜もフル回転だから体がしんどいけど(笑)


あっという間に10時を回る。今夜はパッキングもしないといけないし、先方も眠くなってきたようなのでいとまごいをする。「もう帰るのかよ、じゃあビール持ってってパッキングしながら飲め」とビールをもらう。おばあちゃんの家に来たみたいだ。お別れ。「日本のみんなによろしく」だって。


ホテルに戻ってボーっとする。パッキングって昔から嫌いなんだよなあ。逡巡した末にえいっ!と気合を入れて片付け始める。やってみると5分で終わってしまった。でも寝たのは1時前だった。





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