2006年11月11日土曜日

Berakfast in Motown



週末になりました。今日はすこしゆっくりできます。デトロイトは雨です。少し遅めに起きて荷造りをし、車にトランクを積んで出発。


昨日会った彼に教わったレストランに行きます。日本で言うと国道沿いの郊外にあるトラック運転手向けレストランです。だだっ広い土地にトラックが少しだけ止まっていて、家がぽつんと建っています。どんなところなのでしょうか。どきどきしながら入ります。


ううむ、まさに映画で見るアメリカです。だだっ広くて木の内装、カウンターがあってその前にオープンキッチン。奥にはボックス席があって家族が朝ごはんをワイワイ食べています。鉄板でハッシュポテトやベーコン、ソーセージが焼かれています。鉄板の前にいる腕の太いおとーさんがジロリと私を睨みます。


カウンターに座ると50歳近くに見えるけどデニムのミニスカート、ノースリーブのTシャツを着た鉄火場の姉御みたいな人がやってきて一言


「Coffee?」


コーヒーがやってきます。メニューを見ると玉子、ソーセージ、パンなどをセットにして食べられるようです。注文します。しかし色々玉子の焼き方など聞かれます。しかし彼女が早口なのと私の知らない単語をしゃべっているらしく、言っていることがほとんど理解できない。「Y,, yes.」とりあえず彼女に言われるままにします。日本人だ。。。


キッチンのおとーさんが玉子を焼き始めます。パンも銀色の昔懐かしい形のトースターに放り込まれます。彼はカウンターに座っている常連らしい人としゃべっていますがこれも何を言っているのか全くわかりません。入り口のドアが開いて鮮やかなオレンジ色のパーカを着て杖をついた70歳以上のおじいちゃんとその息子みたいな人が現れます。店の人も


「Good morning, boss!」などと大歓迎。常連さんなのでしょう。彼はみんなに向かって大声で「I brought a news, guys!」と開口一番、彼のニュースについて話し始めます。これも私には理解不能。多分アメフトの話か何かをしているのでしょう。なんだか吉本新喜劇をみているみたい。


朝ごはんが運ばれてきます。玉子2個の目玉焼き、ソーセージ3本、ハッシュポテト。おとうさんは私の正面には運んでこず、少し横に皿を置きカウンターの上を滑らせて私の前に起きます。マジかよ(笑) 皿がものすごくごつく重いのでできる業です。パンもバターがついてやってきます。ボリュームたっぷり。これで4ドルは安いな。カロリーは高いけど(笑)


食べていると姉御が来て昔のデニーズみたいにコーヒーをこまめに注ぎ足してくれます。結構みな脂っこい料理なのでコーヒーで流し込む感じになり、これは嬉しいです。ウエイトレスさんがもう一人出勤してきました。20台前半なのでしょうが体重は3ケタありそうな豊満な方です(笑) 皆に挨拶して回ります。私のところにも来て


「Good morning, how you doin'?」


こういう社会性はアメリカの文化ですね。腹いっぱいになって食べ終わります。おじいさんはまだしゃべっています。コーヒーを飲みながら一息ついて、レジの前に歩いていって支払いをします。5ドル弱。自分のカウンターに戻ってチップの1ドル札を置き出発。





いやあ濃いアメリカ体験でした。





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