2007年5月31日木曜日

入院2日目 いよいよ手術



6:30 寝てると看護師さんが入ってきて検温と脈拍を測る。体温が二度計っても35度台しかなかった。ホント寝起きだから体温低いのかなあ。


7:00 目が覚めたのでカーテンを開けて歯を磨いて顔を洗う。そのあとご飯も食べられず水も飲めないのですることがない。また寝たりだらだらと過ごす。なんだか入院患者らしくなってきたぞ(笑)


8:40 手術着に着替える。洗濯はしてあるのだがところどころほつれたり汚れたりしていてちょっとヤな感じだな。そして小さい。ツンツルテンだ。T字帯も袋から出してみるがただのふんどしじゃん。つけてみるが手術着もT字帯もどちらも不思議なフィット感だ。ピアスも外す。また付けられるのかなあ。


9;20 病室にストレッチャーがやってくる。これに乗っていよいよ手術室へGo!だ。乗ってみると横幅も狭く腕入らず、長さもイマイチで足がちょっと外に出てる。今回はまだ病気というほどでもないのだが本当に病気になってり怪我してしまったら私は救急車に入らない大きさだったりするのかな。。。。手足を大きなマジックテープで拘束され、エレベーターに乗って手術室へ運ばれる。どうしてなんだろうなあ。私歩けるのに。


9:30 手術室に入る。天井も壁も緑色に塗られた部屋。色々なステンレスの機器があって肉屋とか食品工場を思わせる。眼鏡を病室に置いてきているので詳しい様子はわからないが。執刀医が座っている。東大から来たという若い女性の先生と軽口をたたいている。私のほうに来て「これからやめてもいいんだよ」と言う。本当にやめる、と言ったらどうするつもりなのだろうか。。。(笑)


東大の先生が私の左腕に点滴用の針を取り付ける。何回も痛かったので何回か失敗したのだろう。針がついて酸素マスクが口に当てられ、昨日作ったマウスピースを前歯にはめる。これから眠くなるお薬入れますよーと言われるとちょっとせきが出てその後天井が少しグラグラして見える。そこからもう記憶がなくなった。

















10:30 手術室を出て病室に戻る途中から記憶が戻る。まだぼーっとしている。ストレッチャーから看護師さん6人くらいで私を病室のベッドに移す。部屋にも酸素吸入装置が取り付けられており、酸素マスクと点滴のパックが私の体につながれている。喉にタンが絡んで痛い。鼻も詰まっている。そしてもうしゃべってはいけない。ホワイトボードにタンが絡むのと鼻がつまっていると書く。ガラガラうがいができないので水を口に含ませてもらい、うがいもどきをする。鼻をかむ。とくに何もでない。することもない、というか何もできないのでノラ・ジョーンズを聴きながら横になっている。血圧を測ると上が140近くある。普段高くても130しかないのにおかしいなあ。手術で緊張したりしていたのかなあ。


13:00 おしっこしたくなって看護師さんを呼ぶ。尿瓶を持ってくるのかなと思ったらあと安静期間はあと30分なので、私が付き添うので歩いてトイレに行ってください、といわれる。


13:10 執刀医が病室にやってくる。手術前と後の写真をくれる。確かにポリープは全然なくなっている。よかったよかった。取った組織は今慶応(?)京王(?)に送って変なものでないかどうかみてもらっているそうだ。寝ていたのでホワイトボードを取る暇もなく、私は聞いているだけだった。1分くらいで彼は出て行く。


13:50 酸素マスクが外れる。もう動いてもいいらしい。しかし少し頭がフラフラするしだるい。なのでベッドの上にいる。水も飲んでよくなった。ただの水なのだがおいしい。喉に絡まったタンが軟らかくなるだけでありがたい。しかしまだ点滴がついているのでトイレに行くのも大変だ。


14:20 看護師さんが薬を持ってきてくれる。トローチがあったので早速なめはじめる。昨日から何にも食べてないのでトローチの甘さが胃袋にしみる~ しかし腹減ったな~


14:50 点滴終了。ラインが取れたので着替えてもいいですよ、と言われ着替える。ピアスも再装着する。何事もなくもとの位置に収まった。大したことないじゃん。看護師さんがピアスのことについて興味津々で聞いてくる。しかし私は筆談で答えるのでけっこうしんどい。これでは沈黙治療中に外行くのは無理だな。もともと無理だと思っていたけど再確認。


その後また寝る。なんだかいくらでも寝られる。起きたらもう夕方になっていた。そして曇ってきた。朝はきれいに晴れていたのに。


17:50 晩御飯が運ばれてくる。待ってました。今日も見た目からうまそうー。献立は


御飯 甘鯛のちり蒸し ひじきの煮付け 春菊の胡麻和え ブロッコリーの鱈子和え 清汁


ここの献立って正調日本料理。1日ぶりの御飯だということを差し引いても甘鯛のちり蒸しは最高だった。豆腐とシメジといっしょに蒸してあるんだけど魚の蒸し加減、微妙な味がサイコー。付け合せたちも整った色合いのハーモニーと濃すぎず薄すぎない素材の味を活かした味付け。私ここの料理だったら毎日食べたい。ま、差額ベッド代1日3万するんだからこれくらいは出してくれないとね(笑)外は雷がピカピカして真っ黒な雲になり、雨が降ってきた。


18:30 薬を飲む。なぜかぜんそく予防用のスプレーとスプレーした後に口の中を洗ううがい薬。何かこの薬を他の用途で使っているんだろうなあ。あと一本点滴したら制限はしゃべれないこととお酒飲めないことだけだ。一日でもう普通の世界に戻ってきつつある。


19:20 最後の点滴がやってくる。もう針は体の中に入っているのでそれに液のチューブをつなぐだけで点滴開始。今度のパックは小さく、30分ほどで終わるのだという。もうベッドの上で座ったまま行う。血圧も測ってもらう。118の62。下がってきた。手術後だけ高かったのはどういうことなんだろうなあ?外はすっかり暗くなり、雨もやんだみたい。


19:55 ふと見ると点滴のパックが空っぽになっている。おや?パックと針のちょうど中間地点までしか液がない。これってこのままにしとくとどんどん減って空気が入っちゃうのかな?どうすんべ?と逡巡していると看護師さん登場。いいタイミングだね。針も抜いて点滴は完了。これで入院して行う必要のある医療行為は終了。あとは外用薬と内服薬を飲むんだな。また雨が強くなってきた。


その後だらだらとテレビを見て9時過ぎにシャワーを浴びる。非常にヒマだ。11時過ぎに寝る。





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