源氏物語をまだ読んだことがなかったので、「瀬戸内寂聴の源氏物語 全1冊」というお手軽な本を読み始めた。まだ読み始めなのだが、どうも先に読んだ「路上」のディーンと源氏の君がカブる。全1冊だからかなり簡潔な訳になっており、その文体がケルアックとカブるのかもしれないが、源氏もディーンも疾走感があり行動力の鬼、なおかつ絶倫(笑)だし、どちらの物語にも人の世の無常さや滑稽さ、そういうものを冷静に描き出す作者の醒めた視線が感じられる。
でも共感してもらえないんだろうなあ。バッハとチャーリー・パーカーの類似性を論じるようなもんだもんなあ。二冊とも読んでる人ってあまりいないんだろうなあ。。
両方読んだよ。
返信削除源氏はあっちこっち行きながら、読んでます。瀬戸内源氏は4巻目で与謝野源氏に浮気。与謝野源氏を読み終わって、大和和紀の「あさきゆめみし」を7巻あっという間に読んで(さすがに漫画は早く読める)、今瀬戸内源氏をまた1巻から読み返しているところ。
でも「路上」学生時代に読んだから、もうすっかりわすれちまった。ああ、記憶喪失。
共感できなくてぐやじい。
「路上」を読み直したいなー。