2011年6月29日水曜日

記憶の引き出し



最近人の名前がパッと出てこない。


二分前に名前聞いた人、また何年も付き合っている人でも、名前を言おうとして対応する脳内引き出しを開けるのだが、そこはスッキリ真っ白で何もない。昔はこんなことなかったなあ。加齢なんだな、と思う。


しかし、脳には不思議な作用があるもので、その真っ白な引き出しをずーっと強く思い続けていると、何分か後にそこにポコン!とその名前が前触れもなくいきなり出てくる。忘れているわけではないらしい。それも何か記憶の糸を手繰り寄せるプロセスではなく、思い続けていると突然、無から有が忽然と現われるのだ。


人間の記憶、またそれを司る脳って不思議な作りになっているんだなあ、と実感する。





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