山手線車中。私の前に座る黒いコーデの仕事できそうな妙齢女性がワンカップをあおっている。眼はすわっているが顔色一つ変わらず、車内を睥睨している。カップの底に少し残った清酒がタプタプ揺れる。
オッサンの酔っ払いより近くにいるのが怖かった。
山手線車中。私の前に座る黒いコーデの仕事できそうな妙齢女性がワンカップをあおっている。眼はすわっているが顔色一つ変わらず、車内を睥睨している。カップの底に少し残った清酒がタプタプ揺れる。
オッサンの酔っ払いより近くにいるのが怖かった。
繁華街に宿を取ったのだが外は非常に寒く、さらに体調もイマイチだったので近場で済まそうと宿を出るとここに通りかかった。老舗っぽい外見に惹かれ入る。二階で落語会をしてたが満席らしい。一階に通されるが私のほかには一組だけ。きんし丼と肝吸いをおねがいする。肝吸いはおいしかった。きんし丼も卵がふわふわでおいしかったが、ま、こんなもんかな、って感じ。
懐疑的である、という態度は革新を起こすために必要な態度だと思う。現状、常識を既定のものとせず、全てを疑う中からしか本当の革新は生まれないと思う。
ネガティヴな態度と解釈されやすいが、思考停止に陥ってその他大勢に流されることに比べ、はるかに自律的だと思う。
しかし、電波系にみられたり、変人扱いされやすいかな(笑)
教室に入ると、息子が合間にスーッと寄ってきて、小声で一言。
「ねっ、筆箱家に忘れてきちゃったんだよね。取ってきてくれない?」
家に引き返して筆箱を持って戻り、休憩時間にこっそり渡す。
彼もいかがなものかと思うが、私も授業を見てて立ったまま寝てた。私もいかがなものかと思い早々に退散。
今日寝る前に息子が一言。
「明日土曜日だけど僕学校公開だからちゃんと起こしてよ。休みだと思って寝てちゃだめだよ。」
以前カミさんも私も学校公開だということをすっかり忘れ、土曜日なのでゆっくーり寝てしまい、息子が目覚めたら遅刻ギリギリの時間で、半ベソの息子を寝ぼけまなこで送り出したことがある。ざっくりトラウマになってるのね。。。
今朝家を出る前に息子に聞いてみた。
「今日父ちゃんお前の腕時計の電池が切れているの、交換してこようと思うんだけど、そうすると少し帰りが遅くなる。今日交換して遅くなるのと、交換せずに父ちゃんが早く帰ってくるの、どっちがいい?」
息子は迷わず、
「早く帰ってくるの」
と答える。
嬉しいこと言うねえ。仕事になんとか目鼻をつけて急いで帰ったのは言うまでもない。
昨夜、横断歩道上に止まってる車に対し自転車に乗ったおにーさんが、
「かっぺ!かっぺ!」
と大声で罵っていた。久しぶりに聞く言葉だなあ、と思うと同時に、罵られた方は罵られていることが理解できるのかなあ、と余計なお世話的思索をしてしまった。
新年五晩目にして初夢を見た。けっこうハッキリとした夢だった。
誰かから私には生みの母がいるのだと聞かされ、彼女に会いに行った。そういう人はいないなあ、とそこの人と話していると目の前を知恵遅れっぽい小さなお婆ちゃんが通り過ぎた。
なぜか「あっ、この人だ!」と直感し、その人の後ろをついて彼女の家に行き、「お久しぶりです」と自己紹介し、彼女のびっくりした顔を見たところで夢は終わった。
何を暗示してる夢なのかなあ。