2015年5月26日火曜日

資本主義の終焉と歴史の危機/ 水野和夫

この本はすごい。ピケティほどの精緻な分析は新書なので無理だとしても、資本主義の過去から現在に至る分析が鮮やか。素晴らしい。植民地と格差社会を同列に論じるところも腹落ち感ハンパない。
ゼロ成長時代は以前にもあり、日本は世界に先駆けてそこに再び入ろうとしているのだから、今までの成長必須モデルではなく、ゼロ成長ベースの経済を、という主張にも激しく納得。
沢山の人にこの本を読んでもらい、その上で感想を聞きたい。空論と嗤うか、はたと膝を打つか。

2015年5月8日金曜日

おばさん

電車降りるときに私の前にずんぐりむっくりのおばさんが立ち、ヨタヨタしながら電車を降りた。抜き去るべくエスカレーターではなく階段へ歩みを進めると彼女もヨタヨタそちらの方へ。「なんでやねん!」と思いつつスリップストリームに入り、階段を登り始めると、なぜか私が引き離される。はっ、速いっ!

おばさま、おみそれいたしました。


2015年5月6日水曜日

終わりなき危機 / ヘレン・カルティゴット監修

どういう本なのかなあ、と思って読んでみたが、原発反対派の中でも冷静な議論をしている人の説がたくさん載っていてためになった。福島の原発は3.11後どのような状態にあり、今どのような状況で、人類や地球にはどのようなインパクトやリスクがあるのか、冷静にまとめているな、と感じた。安心できる状況ではないが。

2015年5月5日火曜日

いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学 / センディル・ムッライナタン / エルダー・シャフィール


これはすごい本。忙しい人に時間がないのはなぜか、貧しい人がさらに陥る貧困とも絡めて行動経済学という分野から考察を加えてゆく。欠乏が起こってしまうこと、さらにそれに対応する処理能力が低くなっている状況、この二つが合わさったときに長期的な観点からの考察をトンネルして短期的・刹那的な解決策に頼り、結果長期的に負債や未完の仕事を増大させてゆく、というプロセスが描かれる。なるほどなー。
これは皆さん読んだほうがいい本だと思います。時間の使い方、優先順位のつけ方など、日々の暮らしが変わりそう。目からうろこです。